その他のバスト手術
その他のバスト手術
ハリがありバランスのとれた美しいバストは、全ての女性の憧れです。それゆえ、『授乳後に萎んでしまった乳房を以前のように形よく戻したい』『もともと大きかった胸が下垂してしまったので吊り上げたい』など様々な形に対する悩みがあります。
また、大きすぎるバストは乳房の重さで肩凝りなどの原因となったり、年齢や肥満により肥大・下垂した乳房が原因で下縁部の慢性皮膚炎で悩む方も多く、この様に大きさに対して悩まれる方もいらっしゃいます。
これらの様なバストも過剰な乳房組織(脂肪、皮膚、乳腺組織)を取り除いて整えることで、バランスの良いバストに整えることができます。
治療は余分な皮膚と組織を切除し、乳輪を正しい位置に戻すことによって大きすぎるバストの形を整えます。傷あとは逆T型につきますが、ほとんどが乳房に隠れる為、目立ちません。
大きめの乳頭や乳輪は「乳頭縮小術」や「乳輪縮小術」でバランスよく小さくすることが出来ます。また、乳頭が乳房の中に埋まっている「陥没乳頭」は、授乳が困難になることもありますので、母乳で子育てをお考えの方にはお勧めいたします。
陥没乳頭の治療
陥没乳頭とは、乳頭が陥没している状態をいいます。陥没の程度として、刺激や吸引によっても容易に突出し得ない重度な陥没から、乳頭に刺激を与えることで突出してくる程度の軽いものまで、さまざまな段階があります。軽度な陥没の多くは、乳頭周辺部の皮膚が堤防のように高まっており、中心部のみが陥没している状態です。また、重度な陥没は、乳管束とよばれる組織が、乳頭を強く牽引しているために起こります。程度の強い陥没ほど手術の対象となり、また、強い陥没ほど完全に突出した乳頭を形成することが難しくなります。
陥没乳頭は、乳管の発育障害による萎縮や短縮が原因と考えられています。乳腺炎後の癒着によって陥没が発生することもあります。また、脂肪塊の重みで乳管を引き込むとの報告もあります。いずれにしても、原因が明らかにわかっているものは少ないのが現状です。
- 授乳の際に障害になる
- 陥没により汚染されやすく、乳頭周囲炎を起こす
- 見た目(美容)の問題
陥没乳頭の程度はさまざまです。仮に、程度が軽い陥没でも心理的に負い目を感じ、手術を受けることによって精神的に改善されるのであれば、手術の適応になると考えます。もちろん程度の強い陥没であるならば、手術以外に改善する方法はありません。
陥没乳頭の手術方法には、次の2つのアプローチに分けられます。
- 乳管を切らずに乳管周囲を剥離し、皮膚を形成することで突出を図る。
- 乳管を切離し、乳頭を突出させる。
当然のことながら、前者のアプローチ法が多く用いられます。乳腺炎を繰り返し乳管の温存が無理な場合のみ、後者の適応となります。手術方法は、授乳の可能性も考慮して選択します。
- 代表的な方法1
- 局所麻酔下にて、乳頭周囲を何カ所かでZ型に切開します。その部位より皮下および乳頭周囲を十分に剥離し、乳頭の突出が十分な状態でZ型の切開を形成し、立体的に縫合します。
この後、乳頭が突出した状態で、乳管と皮下組織を癒着させることが必要であり、乳頭を牽引して乳頭の突出を保持するため、糸を取り付けます。この最後の処置は必要ない場合もあります。
- 代表的な方法2
- 局所麻酔下にて、乳頭の周囲に立方体を展開したようなプロペラ上の形を作り、これを切開していきます。乳頭を1つの面として、その面を引っ張ると、他の立方体の面が側面を形成するように立体的に持ち上がります。これを縫合することで、突出を保持するようにします。
- 代表的な方法3
- 乳頭の陥没が重度で、乳頭を挙上した後の死腔が大きいと予想されるものでは、死腔を充填し乳頭の再陥没を防ぐ目的で、真皮弁を用います。局所麻酔下にて、乳管周囲の索状物を切離した後、乳頭基部で2枚の真皮弁を交差させて乳頭基部を引き締めるように縫合します。
乳頭の基部に平行な上下切開を行います。乳頭が十分に突出するように、癒痕組織や必要がある場合は乳管を切離していきます。突出が十分なところで切開腺の端と端を引き寄せ縫合します。
- 陥没乳頭の手術後
- 感覚は鈍くなるなどの報告はほとんどありません。傷跡は、目立ちにくいところでもあり、全くわからなくなるといっても問題ないと思います。
陥没乳頭の手術は、基本的には乳頭が突出した状態を作ることにあります。この突出を逆に押しつけないように、少なくても1~2ヶ月は気をつける必要があります。
乳頭縮小術
乳頭が大きいとバストとのバランスが悪くなってしまいますが、この乳頭縮小術によって小さくすることができます。乳頭の高さがある場合、直径が大きい場合、どちらの場合も小さくすることができます。
乳頭の肥大は、遺伝による先天的なものや、妊娠・授乳によって現れるものなどがありますが、性体験が豊富と見られてしまうことに悩まれる方も少なくありません。最近では未婚の女性にも乳頭肥大で悩む方が増えています。
乳頭の大きさはご希望の大きさに小さくすることができます。
授乳機能を温存するかどうかで手術方法が違ってきます。
単純に乳頭の余っている部分を切り取る方法です。いくらでも小さくできるため、大きく取りすぎないようにする注意が必要です。
乳頭が大きく球状の場合は、乳頭を水平に分割した後、断端部をトリミング閉鎖します。
乳頭の基部をドーナツ状に切除し、中心部(乳管のある部分)を残して、だるま落としのように高さを小さくします。広さに対しては、乳管のない部分を楔状に切除します。
また、乳頭基部の円周も合わせて小さくするため、3ヶ所ずつ互いに位置をずらして小さな三角形の楔型切除を加えて縫合します。
いずれのアプローチ法も体積を小さくした後、縫合します。傷跡は、ほとんどわからなくなります。
乳輪縮小術
乳輪肥大とは、バストに比べてバランスを欠くような大きすぎる乳輪のことをいいます。これは、バストの大きな女性に多い悩みで、一概には言えませんが3センチ以下の大きさなら問題ありません。乳輪が大きくなる原因は、遺伝による先天的なものや、バストの発育と共に徐々に現われるものなど様々ですが、妊娠したことのある女性や、太ったり痩せたりを繰り返す方に多く見られます。
乳輪縮小術では、乳輪の径を小さくする、乳輪の広さを狭くする、乳輪の径を小さくし広さも狭くするなどのアプローチがありますが、乳輪自体を小さくすることによって、小さな胸であっても胸全体のイメージが変わります。
乳輪をドーナツ状に切除することで、面積は小さくなります。
乳輪を小さくするのに限度があります。また、色調の変化は自然な乳輪と同じになります。
乳輪の色調とその外側の皮膚の色の境界が、目立たないようにする工夫が必要になります。
どちらの場合も、縫い合わせる際に内径と外径の差が出るため、外径部分を楔状に処理する必要があります。















































