刺青(タトゥー)について
施術の流れ
タトゥー除去の開始です。
表面麻酔をします。
約20分麻酔します。
麻酔を拭き取ります。
しっかり拭き取ります。
1分程レーザー照射します。
処置をします。
軟膏を塗ります
ガーゼとテープ保護をし終了です。
準備中
準備中
装飾用に色素を入れたもの(刺青)と、すり傷など外傷により汚れが皮下に埋まり生じたものなどが有ります。これらも色素異常なのでレーザー治療の対象になります。
レーザーの場合、色の種類や深さなどによって治療回数が異なってきますが、確実に色素を消退させていく事ができる為、きれいに消す事が可能です。
仕事、家庭の事情により早急に消さなければならない場合や、いつまでに消さなければならないといったご要望に合わせて、レーザー、アブレージョン、切除、植皮といった治療方法を組み合わせたコンビネーション治療も行っております。
第28回日本美容外科学会総会(第94回学術総会)
会期:2005年10月9日(日)
演題:患者の希望に合わせた刺青の治療経験
発表:宇都宮スキンケアクリニック 湯浅有礼
○ 目的
近年、海外旅行先や国内で、安価であるという理由でファッションとして、また、悪戯で中高生が友達同士でTATTOOを入れることが多くなってきています。しかし、その中には後悔して刺青を消したい。また、昔入れた刺青をいろいろな理由で消したいという患者が多くなってきています。そういう患者の希望に合わせた治療法を若干の考察を踏まえて報告します。
○ 方法
1.Qスイッチヤグレーザーを用いたレーザーのみでの治療。
2.切除後単純縫合
3.切除後植皮
4.炭酸ガスLASERやグラインダーによるアブレージョン治療
5.1)~4)の組み合わせによる治療
22才男性
19才女性
19才女性
22才男性
22才女性
22才ヤグレーザー症例
22才ヤグレーザー症例
24才男性
25才男性
26才男性
30才男性
31才男性
55才男性
72才女性
結果
平成10年6月より平成17年5月迄に刺青を消したいという主訴で来院した患者数238人(14歳~71歳、男性116人、女性 122人)うち治療した人数163人(男性73人、女性90人)でした。消したい患者の理由は、就職、就学、結婚、出産などが多くありました。刺青の種類 (色、形、彫りかたなど)また、刺青をいつ迄に消したいか、傷が残っても良いのか、仕事の都合など、患者個々の事情に配慮し、治療方法を説明して、治療方 針を決定し治療しました。結果、患者の希望に近い結果が得られ満足度は高かった。
考察
近年、レーザー治療の普及により、患者の中には一度のレーザー照射ですぐ刺青が消えてしまうと考えている人が多くいます。しかし、一 度のレーザー治療で全く傷を残さず、その日に治療を終えることは不可能に近いです。そこで患者の個々の事情を配慮し、出来るだけ多くの治療方法から方針を 決定することが大切であると考えました。
近年、海外旅行先や国内で、安価であるという理由でファッションとして、また、悪戯で中高生が友達同士でTATTOOを入れることが多くなってきています。
しかし、その中には後悔して刺青を消したい。また、昔入れた刺青をいろいろな理由で消したいという患者が多くなってきています。そういう患者の希望に合わせた治療法を若干の考察を踏まえて報告します。
第49回 日本形成外科学会総会 学術集会
会期:2006年4月12日(水)
演題:患者の希望する刺青治療の現状
発表:宇都宮スキンケアクリニック 湯浅有礼
※第49回日本形成外科学会総会・学術集会の発表は、第28回日本美容外科学会総会での発表ののち、運営理事及び各先生方から依頼があり、再度、上記内容を発表したものです。